膀胱炎│岩見沢市の内科【医療法人 エリヤ会 北五条医院】

膀胱炎│岩見沢市の内科【医療法人 エリヤ会 北五条医院】

膀胱炎

About

膀胱炎とは?

お腹を押さえる女性

膀胱炎は膀胱の粘膜に細菌が入り、炎症を起こしている状態です。多くは腸内細菌(大腸菌など)が尿道から膀胱に侵入して増えることで発症します。放置すると腎臓まで炎症が広がり、高熱や背部痛を伴う腎盂腎炎に進展することがあるため、早めの受診が大切です。

Symptoms

膀胱炎の主な症状

症状が軽くても、数日で改善しない場合は当院を受診ください。

Home care

受診の緊急度
セルフチェック

今すぐ受診

38℃以上の発熱・悪寒、背中(わき腹)の強い痛み、吐き気・嘔吐、ぐったりして意識がもうろうとする。これらは腎盂腎炎などへの進行が疑われる重症サインです。自己判断で様子を見ず、すぐに受診してください。

本日中に受診

妊娠中・授乳中の症状、男性の膀胱炎が疑われる症状、強い排尿痛や血の塊(凝血)が出る、症状が急速に悪化している場合は、本日中の受診をご検討ください。

数日以内に受診

軽い症状でも2〜3日で改善しない、何度も繰り返すといった場合は、原因菌や治療方針の見直しが必要です。高齢の方、糖尿病など基礎疾患のある方、小児に症状がみられる際も早めに受診しましょう。

Cause

膀胱炎の原因

主な原因は細菌感染です。トイレの我慢や水分不足、疲れ・ストレス・冷え、便秘、性行為後などがきっかけになります。女性は解剖学的な理由で細菌が膀胱に到達しやすく、再発しやすい傾向があります。男性では前立腺肥大など排尿の流れが悪い状態が背景にあることが多く、精査が必要になる場合があります。

Inspection

当院で行う
膀胱炎の検査

お腹を押さえる女性

尿定性・尿沈渣で
炎症の有無を確認

採尿した尿で白血球・赤血球・細菌の有無を調べ、膀胱炎が疑われるかを確認します。結果は当日に分かり、治療開始の判断に直結します。

尿培養と薬剤感受性
—“効く薬”を特定する

尿を培養し原因菌を特定、どの抗菌薬が効くか(感受性)を確認します。数日後に結果が判明し、必要に応じて処方薬を最適なものへ見直します。再発例や症状が強い場合の鍵となる検査です。

Treatment

当院で行う
膀胱炎の治療

当院では、基本的に抗菌薬(飲み薬)で治療します。初診当日は尿検査の結果を踏まえて治療を開始し、2〜3日で症状の軽快が見られることが一般的です。尿培養の結果に合わせて、薬を必要に応じて変更します。痛みや不快感には鎮痛薬の併用や保温、十分な水分摂取を併せて行います。重症が疑われる場合は連携医療機関での治療をご案内します。

Home care

自宅でできる
膀胱炎の対処法

早期回復のためのセルフケア

水分をしっかり摂って尿量を増やし、細菌を尿と一緒に洗い流しましょう。トイレは我慢せず、こまめに排尿して膀胱に尿をため過ぎないようにします。下腹部や腰回りを温めて体を冷やさないことも大切です。入浴やシャワーで清潔を保ち、温水洗浄便座は強い水圧や長時間の使用を避けて適切に使いましょう。なお、市販薬だけに頼り続けたり、処方薬を途中でやめると再発・悪化の原因になります。症状が落ち着いても、処方どおり最後まで内服してください。

Lifestyle habits

膀胱炎の再発を防ぐ
生活習慣

トイレの我慢を減らす

長時間の我慢は膀胱内で細菌が増えやすくなります。日中は2〜3時間に1回を目安に排尿し、就寝前にも排尿を済ませましょう。

温水洗浄便座を清潔に保つ

ノズルの定期清掃や自動洗浄設定の確認を行い、強すぎる水圧や長時間の使用は避けましょう。肛門側からの噴射が尿道側へ細菌を運ばないよう、使い方にも注意してください。 あわせて、十分な水分摂取・体を冷やさない・性交後の排尿といった習慣も再発予防に役立ちます。