循環器
            循環器内科は、心臓や血管に関わる病気を診断・治療する診療科です。胸の痛み、動悸、息切れ、むくみ、めまい、健診での血圧や心電図の異常など、日常的な症状の背景に循環器の疾患がないかを見極め、必要な検査と治療へ結びつけます。食事・運動・睡眠・喫煙などの生活習慣と密接に関わるため、薬に頼るだけでなく、予防や再発防止まで一貫してサポートします。
循環器の病気は、症状が軽くても放置すると命に関わることがあります。
このようなときはすぐに救急車を呼んでください。
自覚症状がなくても、早めの受診が将来の病気予防につながります。
循環器内科では、症状や病気の可能性に応じて適切な検査を行います。当院では体に負担が少なく、 短時間で結果を確認できる検査を整えていますので、初めての方でも安心して受けていただけます。
                心臓の動きを調べる基本的な検査として心電図があります。安静時の脈の乱れや負担の有無を確認するほか、24時間装着するホルター心電図を用いて日常生活中の脈の変化を調べることも可能です。また、自転車をこぎながら心臓の反応を見る運動負荷試験では、運動時の血流不足や不整脈を確認します。これらの検査によって、胸の痛みや動悸の原因を丁寧に探っていきます。
                超音波を使った心エコー検査では、心臓の形や動き、弁の開閉、血液の流れを詳しく観察できます。頸動脈エコーでは、首の血管の状態を調べ、動脈硬化の有無を確認します。さらに胸部X線やCT検査を行うことで、心臓の大きさや肺の状態、血管の異常などを総合的に評価します。画像診断を組み合わせることで、より正確に病気の有無や進行度を判断することができます。
検査で得られた結果をもとに、一人ひとりに合った治療方針をご提案します。循環器の治療は薬を使うだけではなく、生活習慣の見直しや定期的な通院を通じて病気の進行や再発を防ぐことが重要です。
                血圧や脈のリズムを整える薬、心臓の負担を和らげる薬などを症状に応じて使用します。同時に、減塩や禁煙、適度な運動、体重管理といった生活習慣の改善を取り入れることで、薬の効果を高め、病気の再発を防ぐことができます。
                狭心症や心筋梗塞など、カテーテル治療や外科手術といった高度な医療が必要な場合には、岩見沢市立総合病院などの専門施設へ速やかにご紹介いたします。当院は初期対応から紹介後のフォローまで一貫してサポートすることで、患者さんが安心して治療を受けられるようにしています。
                治療後も安心して生活を続けていただくために、定期的な通院で血圧や心電図、血液検査などを確認し、症状の再発や悪化を防ぎます。体調や季節の変化に合わせて治療内容を見直し、長期的に健康を支えていきます。
            当院は、岩見沢市に暮らす方々にとって身近な循環器内科としての役割を担っています。 特に冬は雪が多く、寒さも厳しいため、血圧が変動しやすく、心臓への負担も増えます。こうした地域特有の環境を考慮しながら、安心して通える医療を提供しています。