風邪│岩見沢市の内科【医療法人 エリヤ会 北五条医院】

風邪│岩見沢市の内科【医療法人 エリヤ会 北五条医院】

風邪

About

風邪とは?

風邪を引いた女性

風邪は、主にウイルスが鼻・喉・気管など上気道に感染して起こる急性の炎症です。鼻水・のどの痛み・咳・発熱などが代表的な症状で、多くは数日〜1週間ほどで軽快します。基本は「対症療法(症状を和らげる治療)」で経過をみますが、症状が強い・長引く・持病があるなどの場合は、早めに受診するようにしてください。

インフルエンザとの違い

一般的な風邪は、のどの痛みや鼻症状から始まり、比較的ゆるやかに進みます。一方インフルエンザは、高熱・強い倦怠感・筋肉痛など全身症状が急に出やすいのが特徴です。発症早期であればインフルエンザの迅速検査や抗ウイルス薬の検討を行います。

Symptoms

風邪の主な症状

風邪の主な症状として、まず鼻の症状(くしゃみ、透明〜白っぽい鼻水、鼻づまり)が現れ、続いてのどの症状(ヒリヒリする痛み、飲み込み時の痛み、声枯れ)が出ることが多くあります。咳は当初乾いた咳から始まり、経過とともに痰を伴う咳へ移行することがあります。発熱は微熱〜38℃台が中心ですが、子どもでは高熱になりやすく、悪寒や倦怠感を伴う場合も少なくありません。多くは数日〜1週間前後で改善に向かいますが、高熱が続く、息苦しさや胸の痛みがある、ぐったりしているといった症状が見られる場合は、早めに当院を受診ください。

Home care

自宅でできる
対処方法

安静にする

仕事や学校、運動は無理をせず、体力の回復を最優先に。スマホやPCの長時間使用も控え、休める環境を整えましょう。

水分補給をしっかりする

こまめな水分補給で脱水を防ぎます。白湯・スープ・経口補水液などが飲みやすく、お茶やコーヒーなど利尿を強める飲料は控えめにしましょう。

食事をとる

食欲がない時は、消化にやさしいおかゆ・うどん・具だくさんの味噌汁などを少量ずつ。無理に量を増やさず、回数で調整します。

室温を保つ

目安は室温20〜25℃・湿度40〜60%。乾燥はのどや鼻粘膜を刺激します。加湿器がない場合は、濡れタオルを干す、洗面器にお湯を張るなどで代用できます。

市販薬を服用する

解熱鎮痛薬、総合感冒薬、鎮咳去痰薬、のどスプレー、うがい薬など、症状に合わせて使用します。複数製品の成分重複(解熱剤や鎮咳成分など)に注意し、用法・用量を守りましょう。

Guideline

受診の目安

症状の程度や体調の変化によって、受診のタイミングは異なります。 すぐに受診すべきなのは、強い息苦しさがある場合や意識がもうろうとする場合、激しい胸の痛みがある場合、そして39℃以上の高熱が続くときです。これらの症状があるときは、迷わず当院を受診ください。

Consultation

当院で行う風邪の診察

熱を測る女性

当院では、問診→診察→必要に応じた検査の順で、原因や重症度を見極めます。来院時は体温の記録・現在服用中の薬や市販薬の使用状況をお持ちいただくとスムーズです。

迅速検査

インフルエンザ、COVID-19、溶連菌、RSウイルス、アデノウイルス等の迅速抗原検査を実施いたします。結果は数分〜30分程度で判明し、治療方針(抗ウイルス薬の適応・抗菌薬の要否)や登校・出勤の判断をいたします。

画像・血液検査

肺炎が疑われる場合は胸部X線、強い炎症や脱水が疑われる場合は血液検査を行います。 必要に応じて、専門の病院で詳しい検査をご案内します。

Treatment

当院で行う風邪の治療

当院の治療は、まず対症療法でつらい症状を和らげ、体の自然な回復を助けることを基本とします。必要に応じて、インフルエンザなど特定の疾患が疑われる場合は、その病気の性質に合わせた専用の治療を検討します。 具体的には、解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬や抗ヒスタミン薬、のどスプレーなどを、症状の種類や体質に合わせて選択します。併せて、のど・鼻・咳それぞれに合わせた生活指導(加湿・保湿・姿勢の工夫・こまめな水分摂取)もお伝えし、より早い回復をサポートします。

FAQ

よくある質問(Q&A)

解熱剤は
いつ・どれくらい使う?

解熱剤は目安として、つらい頭痛や関節痛・眠れない高熱がある場合に使用を検討します。用法・用量を守り、複数の解熱剤を併用しないでください。発熱は体の防御反応の一つであり、無理に平熱に下げる必要はありません。持病や妊娠中の方は、使える薬が異なるため当院にご相談ください。

市販薬と処方薬は
併用できる?

併用可能な場合もありますが、同じ有効成分の重複や眠気・血圧への影響に注意が必要です。現在使用中の市販薬名をお伝えいただければ、重複や相互作用の有無を確認し、安全な飲み合わせをご案内します。