食道がん│岩見沢市の内科【医療法人 エリヤ会 北五条医院】
食道がん
About
食道がんは、口から胃へと食べ物を運ぶ「食道」の粘膜にできる悪性腫瘍です。初期の段階では自覚できる変化が少なく、健康診断や内視鏡検査で偶然見つかることもあります。年齢や生活習慣などから食道がんのリスクが気になる方は、症状がはっきり出る前の段階でも、一度状態を確認しておくことが大切です。
Symptoms
食道がんは初期症状が分かりにくいと言われていますが、進行すると次のような症状が現れることがあります。
こうした症状が続く場合は、我慢せずに当院へご相談ください。
必ずしも食道がんとは限りませんが、別の病気が隠れているケースもあります。
早めに原因を確認しておくことで、安心につながります。
Cause
タバコとお酒は、食道がんの大きなリスク要因です。特に「喫煙 ×
飲酒」の組み合わせは、食道の粘膜を傷つけやすく、発症リスクが高いと言われています。
長年の習慣になっている場合でも、少しずつ控えるだけでもリスクを下げることができます。
逆流性食道炎が続くと、食道の粘膜に慢性的な炎症が起こり、その刺激が積み重なることで、がんの発症につながることがあります。
胸やけやのどの違和感が続く場合は、食道を守るためにも早めに検査を受けるようにしましょう。
家族に食道がんを経験された方がいる場合、遺伝的な要素が影響していることもあり、注意が必要です。
家族歴があると心配される方も多いですが、定期的な検査や生活習慣の改善によって、リスクに早く気づくことができます。
Disease stage
食道がんは、がんの深さや広がり、リンパ節・他の臓器への転移の有無によってステージ（病期）が分類されます。
「どのステージなのか」によって、治療の方法や期間、治療後の経過の見通しが大きく変わるため、正確な診断がとても大切です。
食道がんのステージは、一般的に次のように考えられます。
がんが食道の粘膜や浅い部分にとどまっている状態
がんが食道の筋層まで広がっている、あるいは近くのリンパ節に転移がみられる状態
がんがさらに深く広がり、多くのリンパ節に転移している状態
離れた臓器（肺・肝臓など）への転移がみられる状態
当院では、必要な検査を丁寧に行い、現在の病期やお体の状態をしっかりと把握したうえで、患者様と一緒に治療方針を相談していきます。
Inspection
細いカメラを口から入れて、食道の粘膜を直接確認する検査です。わずかな変化でも見つけられるため、食道がんの早期発見に欠かせません。
当院では負担をできるだけ軽くできるよう、やさしい検査を心がけています。
CTでは、がんの広がりや周囲の臓器との関係、リンパ節の状態などを確認します。内視鏡だけでは分からない情報を補うことで、より正確に診断することができます。
Medical treatment system
検査の結果、食道がんが見つかった場合は、まず現在の病期や体調、これまでのご病歴などを丁寧に確認し、今後の流れについてしっかりとご説明します。 そのうえで、状態に応じて最適な治療が受けられるよう、提携病院をご紹介し、紹介状や検査結果の共有なども当院で手配いたします。治療開始後や治療終了後も、「血液検査だけ当院で行いたい」「体調やお薬の相談をしたい」などがあれば、かかりつけとして継続してサポートいたします。不安や疑問があれば、どんな些細なことでも遠慮なくお話しください。
Prevention method
食事のバランス、運動習慣、睡眠など、毎日の積み重ねは食道の健康にも大きく影響します。 脂っこい食事や早食い、夜遅い時間の食事が続くと、胃酸が逆流しやすくなり、食道への負担が増えてしまいます。当院では、お仕事やご家庭の状況も伺いながら、「これならできそう」という現実的な目標を一緒に考えていきます。完璧を目指すのではなく、小さな改善を少しずつ積み重ねていくことが、結果として大きな予防につながります。
タバコやお酒は、食道がんの大きなリスクとなるため、できる範囲で控えることが大切です。特に、喫煙と多量の飲酒が重なると、食道の粘膜に強い刺激が繰り返し加わり、リスクが高まるとされています。「急にゼロにはできない」という方も少なくありません。その場合は、まず本数や量を少し減らすことから始めてみましょう。
症状が出る前に変化を見つけられるのが健康診断です。特に、胸やけや飲み込みにくさが続く方、喫煙・飲酒の習慣が長い方は、内視鏡検査（胃カメラ）で食道の状態を確認しておくと安心です。
