胃底腺ポリープ
About
胃底腺ポリープは、胃の上部(胃底部)にできやすい小さな“でっぱり”です。多くは良性で、痛みなどの症状はほとんどありません。健康診断や人間ドックの胃カメラで偶然見つかることが多く、サイズや形、数によって対応が変わります。見つかったときにあわてる必要はありませんが、どのタイプかを正しく見極めることが大切です。
Symptoms
胃底腺ポリープ自体は無症状のことがほとんどです。胃もたれや腹痛、吐き気などがあっても、別の原因によることが多く、ポリープとの関連は低めです。「症状がない=放置してよい」ではなく、適切に観察していくことが安心につながります。
Cause
ピロリ菌が胃の粘膜に長く住みつくと、粘膜の性質が変化し、ポリープができることがあります。除菌済みかどうか、過去に感染歴があるかで対応が変わります。
胃酸を抑える薬(PPIなど)を長期間内服している方に、胃底腺ポリープが目立つことがあります。薬が必要な理由を踏まえたうえで、継続・減量・切り替えを検討します。自己判断で中止せず、服薬状況を教えてください。当院で最適な内服計画をご一緒に考えます。
生活のリズムの乱れ、偏った食事、喫煙・飲酒などが、胃の粘膜に負担をかけることがあります。胃底腺ポリープの直接原因にならない場合でも、胃の健康を保つために整えておきたいポイントです。
Inspection
当院の胃カメラ(内視鏡)検査では、 胃の中をすみずみまで観察し、ポリープの「大きさ・形・表面のようす・数」を丁寧に確認します。必要と判断した場合は、ほんのわずかに組織を取り、顕微鏡でくわしく調べて性質をはっきりさせます。検査方法は経鼻・経口から選択でき、体調やご希望に合わせて眠くなるお薬(鎮静)を使うことも可能です。検査後はその場で画像を一緒に見ながら結果をご説明し、次回検査の目安や注意点までわかりやすくお伝えします。
Symptoms and self-check
多くの胃底腺ポリープは、ただちに切除を必要としません。
当院では「不要な処置は行わず、必要な観察はしっかり行う」方針です。
小さな不安もそのままにせず、いつでもご相談ください。
Prevention method
よく噛んで食べる、夜遅い食事を避ける、脂っこい・刺激の強いものを摂りすぎない。こうした小さな積み重ねが胃の負担を減らします。野菜・発酵食品・たんぱく質をバランスよく取り入れ、間食や甘い飲み物は控えめにしましょう。
睡眠不足やストレスは胃の調子に直結します。就寝前のスマホ時間を短くする、湯舟につかる、軽い運動を続けるなど、無理のない範囲で整えていきましょう。
無症状でも、定期的なチェックが安心につながります。前回所見・服薬状況・体調の変化を踏まえ、次の検査時期をご提案します。受診間隔に迷ったときは、遠慮なくご相談ください。
FAQ
まずは現在の状態(大きさ・数・形)を正しく把握しましょう。当院では画像を用いてわかりやすく説明し、経過観察でよいのか、生検や処置が必要かを一緒に決めていきます。服用中のお薬や既往歴も判断材料になりますので、受診時にお知らせください。
新しく見つかる・数が増えることはゼロではありません。だからこそ、無理のない間隔での再チェックが安心につながります。前回の検査結果をふまえて、次回に受けるべき時期をご提案します。再検査では前回の画像と見比べ、変化をしっかり確認します。気になる症状が出たときは、予約日を待たずにご受診ください。