新型コロナウイルス感染症
About
新型コロナウイルス感染症は、新型コロナウイルスによって起こる呼吸器の感染症です。 咳やくしゃみ、会話のときに飛ぶしぶき(飛沫)にくわえ、ドアノブなどについたウイルスが手に移り、その手で口や鼻をさわってしまうことで感染が広がります。多くの方は数日〜1週間ほどで回復しますが、年齢や基礎疾患によっては、肺炎や全身の強いだるさなど重い症状につながることもあります。
Symptoms
新型コロナウイルス感染症でよくみられるのは、発熱、のどの痛み、せき、鼻水・鼻づまり、頭痛、強いだるさ、関節や筋肉の痛みなどです。
食欲が落ちる、声がかすれる、味やにおいを感じにくい、といった症状が出る方もいます。
とくに注意していただきたいのは、以下のような変化です。
こうしたサインがある場合は、自宅で様子を見るよりも、早めに当院までご相談ください。
Difference
インフルエンザは急な高熱と関節痛が目立つことが多く、一般的な風邪はのど・鼻症状が中心です。新型コロナはのどの強い痛みや声のかすれ、咳の長引きが目立つ方が多い印象です。完全に見分けるのは難しいため、迷ったら検査で確認するのが確実です。
Handle
症状が出ているあいだは、まずは無理をせず、しっかり休むことを意識してみてください。発症から数日は症状が悪化しやすい時期です。ご自宅では体を冷やさないようにして、入浴は体力と相談して短時間で済ませると安心です。ご家族と同居されている場合は、できるだけ部屋を分けて過ごし、共有スペースの滞在時間を短くするようにしましょう。
発熱や食欲低下があると、気づかないうちに脱水になりやすくなります。のどが渇いてからまとめて飲むのではなく、水・お茶・経口補水液などを少しずつ、こまめにとるのがおすすめです。尿の色が濃い、量が少ない、めまいがする、といった状態は、脱水のサインです。そうしたときは、意識して水分量を増やしてみましょう。
解熱鎮痛薬や、のどの痛み・咳を和らげる市販薬で、症状が少し楽になることもあります。「飲んでおけば大丈夫」と考えて無理を続けてしまうと、かえって回復が遅れてしまうことがあります。持病のお薬を内服中の方や、妊娠中・授乳中の方、アレルギー歴のある方は、市販薬との飲み合わせや成分の重なりに注意が必要です。心配な場合は、自己判断で量を増やしたり、いくつもの薬を同時に試したりせず、当院にご相談ください。
Inspection
抗原検査は、鼻の中を綿棒で軽くこすって検体を採取し、その場で比較的短時間のうちに結果を確認できる検査方法です。発症してからの経過日数によって陽性になりやすいタイミングが変わります。受診の際には「いつ頃からどんな症状が出ているか」「発熱は何日目か」などを、できるだけ具体的にお知らせください。
Treatment
発熱・のどの痛み・せきなどの症状を和らげる薬を中心に処方します。基礎疾患やお仕事の状況を踏まえ、体に負担の少ない組み合わせを選びます。
お薬の内容や飲み方を丁寧にご説明し、そのうえで、無理なく続けられる服用方法を一緒に考えていきます。
ご自宅では、熱がどのくらいあるか、息苦しさが強くなっていないか、いつも通りに水分や食事がとれているかを目安に体調を見ていきましょう。
「前よりしんどくなっている気がする」「水分がほとんど飲めていない」など、少しでも不安があれば、無理に様子を見続けずにご相談ください。
Prevention method
部屋の空気がこもらないように、定期的に窓を開けて換気するようにしましょう。特に、来客やご家族の出入りが多い時間帯は意識して空気を入れ替えることが大切です。
リビングだけでなく、脱衣所や玄関まわりなども含めて、こまめな換気を心がけてください。
外から帰ったときや食事の前には、石けんで手を洗う習慣をつけましょう。指先や親指、手首までていねいに洗うことが大切です。うがいは、のどの乾燥を防ぐのにも役立ちます。 マスクは人が多い場所に行くときや医療機関を受診するとき、同居のご家族に体調不良の方がいるときなどに着用するようにしましょう。
咳やくしゃみは感染を広げる原因になります。咳やくしゃみをする際は、ハンカチやタオルで口を覆い、周囲に人がいない方向に向かってください。これが感染拡大を防ぐ最も効果的な方法です。