発熱
発熱は、体の中に入ったウイルスや細菌に対して、体が反応しているサインのひとつです。
体温が上がることで、免疫の働きを高め、原因となる病原体と戦いやすい状態をつくろうとします。一般的には一定の体温以上を「発熱」と考えることが多いですが、平熱には個人差があります。
普段から体温が低めの方であれば少しの上昇でもつらく感じることがありますし、反対に平熱が高めの方もいらっしゃいます。
発熱すると、すぐに受診したほうがいいのか、少し様子を見てもよいのかと迷われる方が多くいらっしゃいます。高熱が続いている場合はもちろん、微熱であっても数日以上続く場合は、体の中で炎症や感染が起きている可能性があります。また、発熱に加えて、強いだるさ、息苦しさ、食事や水分がとれない、咳が強い、下痢や嘔吐が続くなどの症状がある場合は、早めに当院までご相談ください。
発熱の原因として多いのが、風邪やインフルエンザなどの感染症です。のどの痛み、咳、鼻水、関節痛、強い倦怠感などを伴うことがあり、季節や流行状況によっても疑う病気が変わります。
のどの炎症(咽頭炎・扁桃炎)や、気管支炎、肺炎などでも発熱がみられます。特に、咳が強い、痰が増えた、息苦しさがある、胸の痛みがある場合は、呼吸器の炎症が関係している可能性があります。咳が長引いている場合や、発熱とあわせて呼吸器症状がある場合は、早めに当院までご相談ください。
発熱に加えて、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などがある場合は、胃腸炎など消化器の感染症が原因になっていることがあります。特に、食事や水分がとりにくい状態が続くと、脱水につながりやすくなります。
発熱の原因は、のどやお腹だけとは限りません。膀胱炎や腎盂腎炎などの尿路感染症でも発熱が起こることがあります。排尿時の痛み、頻尿、残尿感、背中やわき腹の痛みがある場合は、尿路の感染が関係している可能性があります。
熱が上がり始めるときに、寒気やふるえを感じることがあります。また、全身のだるさ(倦怠感)が強く出ると、日常生活が難しくなることもあります。寒気があるときは、無理に体を冷やしすぎず、体調に合わせて安静に過ごすことが大切です。だるさが強い場合は、体が回復にエネルギーを使っているサインとして、しっかり休養をとりましょう。
咳、鼻水、のどの痛みは、風邪やインフルエンザなどの感染症でよくみられる症状です。
発熱と一緒にこれらの症状がある場合は、呼吸器系の感染が疑われます。
発熱に加えて、吐き気や下痢、腹痛などの消化器症状が出ることもあります。この場合は、胃腸炎などが原因になっていることがあります。
特に注意したいのは、水分が十分にとれない状態です。口の渇き、尿量の減少、ふらつきなどがある場合は、脱水の可能性もあるため、無理をせず当院へご相談ください。
発熱時には、筋肉痛や関節痛が出ることがあります。体の節々が痛む、全身が重いように感じるといった症状は、感染症に伴って起こることがあります。安静にしていてもつらい場合や、痛みが強く日常生活に支障がある場合は、発熱の原因とあわせて確認が必要です。
発熱時は汗をかきやすく、呼吸でも水分が失われやすくなります。そのため、こまめな水分補給を心がけてください。一度にたくさん飲めない場合は、少量ずつでも構いません。
発熱時は食欲が落ちることがあります。無理に普段どおり食べようとせず、食べやすいものを少しずつとることが大切です。食事が難しい場合でも、水分はできるだけ意識してとりましょう。
解熱薬は、熱そのものを完全に治す薬ではなく、つらい症状をやわらげる目的で使うことがあります。熱が高くて眠れない、体の痛みが強いなど、つらさが強いときに使用を検討します。すでにほかのお薬を飲んでいる方や、持病のある方は、自己判断での使用に注意が必要です。使用に迷うときは、当院へご相談ください。また、解熱薬を使って一時的に熱が下がっても、発熱が続く場合は原因の確認が大切です。
発熱は、風邪のような身近な原因で起こることもあれば、呼吸器・消化器・尿路など別の原因が関係していることもあります。少し様子を見ていいのか、受診したほうがいいのかで迷うときは、ひとりで抱え込まずに当院へご相談ください。
当院では、発熱の経過や、咳・のどの痛み・消化器症状などを丁寧に確認しながら、原因を考えて診察を進めていきます。高熱が続いている方、微熱でも長引いている方、全身のだるさが強い方も、まずは岩見沢市にある内科「北五条医院」までお気軽にご相談ください。